↑休養学↑
7つの休み方
休息タイプ
体を動かさずにエネルギーの回復を待つ。
- 睡眠
- 仮眠
- ゴロゴロする
休養と聞いて一番最初に思いつく休み方だが、受け身の休養方法である。
疲労を回復することはできるが、活力を高めることができない。
何もすることがないからという理由で、このタイプの休養を取らないように注意。
運動タイプ
体を動かし、血液の流れを良くすることによって、疲労感を軽減させる。
- 散歩
- 筋トレ
- ストレッチ、ヨガ
- 入浴
疲れている時に運動なんて、という常識をぶっ飛ばすような休養方法。
血液がより良く循環されることにより、全身に酸素と栄養が回り、老廃物の除去促進やリンパ流れを良くする。
入浴が運動タイプに入れられているのは、お風呂の水圧を全身で受けることによって、マッサージと同じ効果を得られるから。
栄養タイプ
栄養、つまりは食事によって休養を促す。
ただしこの本でいう食事による休養とは、”食べること”ではなく”食べないこと”、食事の量を減らすことである。
栄養をとるという足し算の考え方ではなく、どれだけ栄養摂取を控える機会を作るか、という引き算の考え方を重視する。
- 胃腸にやさしい食事
- 腹八分目
- 断食
- 白湯
お腹をいっぱいにしすぎると、活動量が減ってしまう。動きたくなくなる。結果不健康になり、休養とは真逆の方向に進んでいく。
空腹を感じたら、それはゾーンに入る合図と考えてみる。
ついでにいうと、甘いもの、お酒、カフェインは一時的にストレスを軽減したり、集中力を高めるだけで、反動がかなり大きい諸刃の剣であることを忘れないように。
親交タイプ
人や生物、自然と触れ合うことにより、セロトニンやオキシトシンの分泌を促す。幸せを感じることにより心を休める方法。
- スキンシップ
- 雑談
- ペットをなでる
- 森林浴
人とのふれあいは、スキンシップをとる必要はなく、雑談程度のものでよい。
自然との触れ合いは、森林浴がおすすめ。
娯楽タイプ
趣味嗜好を追求する休み方。
- 音楽鑑賞
- 映画鑑賞
- 読書
- 推し活
ストレスコーピング…ストレスがたまった時に備えて、気分を切り替えられることのリストを作っておくこと。趣味嗜好よりももう少し小さいスケールで行えるものをリストアップしてみる。
- 爪を切る
- 鼻歌を歌う
- ジュースを飲む
- 外の空気を吸う
- 歯磨きをする etc…
創作・想像タイプ
創作活動や瞑想に集中することで、疲労を軽減させられる。
- DIY
- 瞑想
- お絵描き
- 好きなことを空想する
創作活動に没頭できれば出費を抑えることもできる。出費を抑えられていることが、より一層心の平穏につながる。
転換タイプ
自分の周りの環境を変えることによって、気分をリセットする休み方。
- 洋服を着替える
- 部屋の模様替えや掃除
- 旅行
- 買い物や外食
肌から外はすべて自分を取り巻く環境と考え、環境に変化を起こしてみる。
旅行や引っ越しなど、大きいことをする必要は全くない。
7つのタイプを組み合わせる
- 休息タイプ
- 運動タイプ
- 栄養タイプ
- 親交タイプ
- 娯楽タイプ
- 創作・想像タイプ
- 転換タイプ
7つのタイプの休み方それぞれで休養をとるよりも、いくつかを組み合わせた休み方をする方がより効果的である。
例えば…
運動タイプと親交タイプと転換タイプを合わせて、山登りをする
栄養タイプと親交タイプと転換タイプを合わせて、友達と食事に行く
攻めの休養
疲れてしまって体が動かない。だからベッドの上で1日中ゴロゴロする。
こんな受け身の休養ばかりにならないようにすることが大切。
体が動かないからこそ、適度に体を動かし、思考をめぐらして、活力を取り戻す。
攻めの休養をとれるように意識をしていく。