人生の時間を2倍にする
”仕事”と”仕事以外”の2つの人生を作る
仕事が終わって帰宅したら、もう1つの人生がスタートする。
仕事は生活をするために、人にやらされている感覚があるかもしれない。
しかし、家に帰れば自分が好きなことをすることができる。
人にやらされてすることと、自分が好きですることでは、エネルギーの消費量が全く異なる。
仕事が終わって家に帰ったら、もう何もする気力など残っていないように思えるが、自分の好きなコトなら案外すんなり体が動く。
世界一幸せなコウモリになろう
コウモリは、鳥でもあり獣でもある、どっちつかずな生き物である。
僕らもそんなコウモリを見習って、仕事と仕事以外、どちらも本当の自分である状態を目指してみるのはどうか。
著者の性格
- 挑戦的でありながら、安定性も求める
- 気まぐれで、やりたくないことを無理に貫けない
- 熾烈に生きるのではなく、楽しく極端に生きるために、熾烈に努力する
- 好きなことを一生懸命やって、嫌いなことはラクに片付けよう
新しいことは面白いが、それに危険が伴うなら面白くない。
自分と同じ性格を持った人が書いた本だけあって、納得しながら最後まで読み進められた。
リュ・ハンビン流 目標設定のやり方
目標設定の4ステップ
- 大きな目標
- 人生で必ず成し遂げたい目標
- 例:自己啓発分野のトップクリエイターになること
- 意味づけ
- 人生の意味、自分はなぜ生きているのか
- 例:私の助けが必要な人々を助けながら生きていきたい
- プロジェクト
- 達成したい仕事
- 例:本の出版
- アクションプラン
- スモールゴールの設定
- 例:資料調査、原稿執筆、参考図書の読破など
1,2は長期、3,4は短期的な目線。
目標設定の際の注意点
- 自分の目標に他人を含めない
他人はコントロール不可能な存在である。それを目標に入れるということは、達成する気がないも同然。
また、他責思考に陥る可能性もあるため、良いことが全くない。
- 負のエネルギーで設定しない
負のエネルギーで設定された目標は、達成したところでむなしいだけ。
せっかくなら自分が楽しい、面白いと思える目標を設定しよう。
- やる気が出ている時の目標をあてにしない
やる気には波がある。波が高い時に目標を立てると、その時のテンションを基準に目標を作ってしまうため、波が低い時に達成が困難になってしまう。
多くの人が、立てた目標に挫折する理由がこれである。
どんな自分でも達成できるようなルーティンを目標にしよう。
- 一気にエネルギーを使うことと、ゆっくり楽しみながら地道にやるべきことを分ける
その目標は、一気にエネルギーを投下して素早くこなす必要があるのか。のんびり少しずつでもいいから長く続ける方がいいものなのか。自分が今持っている目標がどちらに該当するのか振り分ける。
ここで間違った洗濯をすると、残念な結末を迎えることになる。
あきらめる条件
目標に執着しすぎないように、諦める条件を3つ自分の中で準備しておく。
- 長期的なメリットがない
- 他人のためにやっている
- 楽しくない
この3つの条件に当てはまるなら、潔く諦めよう。
気づき・学び
目標とは
目標とは、正しい行動の方向性を決めるものであって、現在のつらい思いをして生きるためのものではない。
追い風か足枷か。
目標を確認する時に、気持ちが億劫になるぐらいなら、今すぐその目標を捨ててしまおう。
朝のルーティン
朝は1日の雰囲気と、自分の在り方を決定づけるための時間。
ネガティブな気持ちになる可能性があるニュースは見ない。
重要度が高すぎることをすると、プレッシャーがかかり継続が難しくなるため、できるだけ簡単なことだけでルーティンを作る。
- ベッドメイキング
- ストレッチ(準備運動)
- ゼロ秒思考
ベストを尽くしたか?
「ベストを尽くしたか?」という問いを常に持つと、自分の人生に能動的になれる。
ベストを尽くしてもどうにもならないことも時にはある。一方で、どうしようもなかったと簡単にあきらめる癖をつけるのも良くない。
だからこそ、フィードバックで自分に問うべき質問は「ベストを尽くしたか?」なのである。